加害者家族のためのブログ

家族が逮捕されました。

【加害者家族】援助交際はなぜしてはいけないのか[本紹介2]

 

援助交際は何故してはいけないのでしょうか?

前回の最後に書いた「自己決定」「性の自己決定」とは?

 

自己決定とは、自分の生き方や生活について、他者からの干渉を受けることなく自らの事について決定を下すことができる権利のことである。

 

性の自己決定とは、お金に流されること無く、リスクや自分の体のことを考えて性行為をすることです。

中高生が援助交際をする理由の多くは、「お金が欲しいから」です。

避妊のことや性病について深く考えられない年齢だからです。

 

低年齢の売春が禁止されるべき理由

青少年相手の買春が規制されるべきなのは、売買春がいけないからではありません。

青少年がセックスすることがいけないからではありません。

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青少年が行う売春には、当事者が青少年であることによる危険が伴いがちだと推定されます。

その危険とは

1.交渉力の不十分

2.問題解決能力の不十分

3.性的感受性が固定化する可能性

によるものです。

1.交渉力の不十分では、相手客との年齢差が相手客に優位的地位が生まれ、不利な条件を飲むことになったり、自分がNGにしていた行為(契約違反行為)をされる可能性が、大人で売春をしている人より危険性が高いと推定されます。

 

2.問題解決能力の不十分では、誰から感染したかわからない病気にかかったり、父親がわからない子どもを妊娠したときに、大人を頼らずに自力で問題を解決できる可能性が、大人よりも低いと推定されます。

 

3.性的感受性の固定化する可能性では、自分にとって「性とはなにか」を学習する前に売春に乗り出すことで、多方面であるうる性に(お金を多く貰うから、男の要求を拒絶しにくい場面など)過剰な方向づけがされる可能性が高い。

 

(個人的な解釈は、お金がもらえるからといってどんなプレイにも応じていたら、めっちゃ変な性癖に若いうちからなってしまうみたいな。お金がもらえるからこんな変なプレイもやっちゃお~みたいな。)

 

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自分で性とはなにかを学ぶ試行錯誤期にある青少年が、「自由な試行錯誤」の前提になる「最低限の尊厳(自尊心)」を、傷つけられてしまう可能性がある。

 

自己決定能力が低いことが原因で援助交際をお金が欲しいという感情だけで行動してしまいます。

 

中高生は未成年です。目の前に大金を積まれて、こんなプレイして撮影させてくれたらこのお金全部上げると言われれば、お金に目がくらむのは当たり前です。

 

大切なのは、家庭・学校での教育だと思います。特に家庭での教育が大切だと思います。

性のことを家族で話すのは恥ずかしいですし、タブーのような感じがすると思いますが、大切な自分の子供が援助交際をしてしまうよりは、教育をしっかりしたほうが良いと思いました。