加害者家族のためのブログ

家族が逮捕されました。

【性犯罪加害者家族】自分の娘が援助交際の被害者・加害者になるということ

私は自分の家族が大切で大好きです。世間からどれだけ批判されているかも理解しています。私のこともニュース記事になり怖くなって苦しくて、精神科にも通っています。それでも大好きな家族です。


被害者への弁済のお金を弁護士さんに預けた後、「〇〇 〇〇さんへの送金が完了しました。」とメールが来ました。興味本位で名前を検索したところ、ヒットしてその子が何県の〇〇高校に通っていて、〇〇コンクールで入賞しているなど色々なことを知りました。


今の私は感情のコントロールができなくなることが多くあり、全部ネットにバラしてやるなど歯止めの効かない行動をすると、自分で分かっていたので、実父に打ち明けました。


「なぜこんな援交女が大学へ進学できたり、頭の良い人が援助交際をしたりするのか、私はこの人たち以下の人間なのか」と吐き出しました。


お父さんは優しく、親の目線も含めて教えてくれました。

「悪いのは全部買春した側なんだ。被害者から誘ってきたけれど結局はそれに乗っかって買ったのが悪い。成人男性なら間違うはずのない判断なんだ。社会人になってお金がある程度入るようになれば、大人の店に行ってそういうサービスを受けることも出来るのに子どもを買うという行為は社会の常識から逸れているんだ。」


「お父さんは一人でお前を育ててきて今回こんな事件の話を聞いて、グレずにブランド好きでも浪費癖もない良い娘に育ってくれたと思ったよ。でも親の立場で考えたら苦しい気持ちになるよ。大切に育てた娘が援助交際をしているだとか何万もらって買い物を沢山していたとか、そんなことを知ったら自分の育て方が間違っていた、どこで間違えたんだろうって沢山悩んでしまうと思う。慰謝料をもらったところで娘が援助交際をしていたことは消えないし、傷ついた心も身体も戻らないんだよ」と伝えてくれました。


頭が良いか、親が揃っているか、お金持ちか などそんなことは関係がない。する人はするし、お金があっても親から愛を貰えない人はそういう行為に走ってしまったりするということを知りました。


そして、被害者の方たちと自分を比較したり差別するのもやめようと思いました。私は本当に家族にも周りの人達にも恵まれて今生きているからです。


被害者の気持ちもその親の気持ちもまだまだ理解出来るようになるには長い時間がかかると思います。

私の気持ちも理解してくれる人は少ないと思いますし、批判もされると思います。


ですが一つだけ忘れないでおきたいことは「事実と真実は違う」ということです。


※わざと口悪く書いている部分があります。不愉快になられた方、本当に申し訳ないです。