【加害者家族】避けられるのが当たり前
最近留置所から届いた手紙に、「友達の〇〇さんにこの本良かったよ。」という内容を伝えてほしいと言われ、その友人に連絡をしました。
「わざわざありがとうね」と「まだ留置されているの?」と聞かれて、色々今の状況をお話しました。
テレビで報道されたくらいの事件になったことを彼は知っているの?と心配をしてくれました。確かに、本人は自分の目で見ていないので、どれくらい大きな事件として取り上げられたかを確認していません。
浦島太郎状態にならないように、伝えてあげてね。とアドバイスをいただきました。
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色々な話をしたあと、「これからも友達でいてくれますか?」とお聞きしたところ
彼はネット上で検索するとすぐに出てくるレベルで有名になってしまったので、公の場ではどうしても彼と友人でありづつけたり協力者でありつづける関係性を見せることはできません。私が所属する会社やコミュニティと私自身が良好な関係でいるためにも、彼に対して協力できることはとても限られてしまいます。なので彼に対して今までと同じ友人関係でいられると言ってしまうと、おそらく今後私が距離を取るシーンで彼を失望させてしまったり、ショックを与えてしまうと思います。
と言われ、少し悲しかったですが、当たり前の反応だと気が付きました。
自助グループに通い始めて、性犯罪者でも、薬物をやった人でも、みんな偏見なく接してくれていることに慣れすぎていました。
この件のおかげで、優しい人に囲まれて生活できていることや、一般の目線を忘れていました。良い経験になりました。
加害者の目線、加害者家族の目線だけでなく、被害者の目線、一般の目線を忘れないように生活していきたいと思います。
この件を通して、友人であることを嫌がる人も居れば、犯罪者でも偏見なく接してくれる人も多く居ることを実感できました。