【加害者家族】援助交際のリスクとリターン/慰謝料の話
お金とは人生から切り離せない存在です。
人生=お金なんです。
被害者の方、援助交際/パパ活をしている方達に伝えたいことは、きちんとお金の勉強をして欲しいということです。
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投資の世界では、リスクをとってリターンを得るという考え方は当然のことなのですが、
日常生活でも、何かを選択するときに、リスクは決してゼロにはできないですよね。
人生は何かを選ばなければ、前に進みません。もちろん、選んだ結果が、悪い方向に行ってしまうこともあります。
「リターン」は、「リスク」をとらなければ得られない仕組みになっているのです。
選ぶということからは逃げれません。
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未成年の中高生でありながら、自分の身体を売り、知らない大人と会うリスク・性病のリスク・妊娠のリスク・インターネット上に晒されるリスク・警察にバレて、家族にバレるリスクをとって、高いお金、リターンを得ているんです。
大人であれば自己責任なので何も言われませんが、彼女たちはまだ親の扶養に入っている身です。
そんな未熟な中高生がリスクとリターンという考え方をできる子は少ないと思います。
目先の大金に釣られ、妊娠するリスクも考えず避妊せず性行為をするということは、未熟だからこそやってしまった失敗だったのだと思いました。
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お金にできること、できないこと
被害者・援助交際をしている・パパ活をしている中高生に伝えたいことは、
お金で「できないこと」を理解して欲しいと思います。
被害者の方数名には被害弁済、慰謝料をお支払いしました。
大金ではありますが、このお金で娘のきれいな身体や心、過去が戻ってくるわけではありません。一生暮らせるほどのお金でもありません。
お支払いした慰謝料で、日々の生活を過ごすことは可能ですが、お金ができることはそこまでです。
お金は万能ではありません。
被害者の方、被害者家族の方の心の痛み、怒りを癒すことはできません。
被害者の親御さんのほとんどが慰謝料を受け取り拒否されています。
娘がもらった汚いお金を返したいとお怒りの方もいらっしゃいました。
当然だと思います。こちらのしていることは、許しを請う行為だと理解しております。
少しでも許してもらえるように慰謝料を払っているかのように見えると思います。
被害者の方々、被害者家族の方全員を不幸にさせてしまった事件だったと深く反省しています。
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私がこんなことを言える立場ではありませんが、慰謝料を受け取るか、受け取らないかの判断は、被害者自身がするべきではないかと思います。
被害を受けたのは被害者の方なのに、被害者の親御さんが「受け取りを拒否する」といえば、被害者は傷ついたにも関わらず、何も貰えません。
それはどうなのかと私は疑問に思っていました。
ですが、慰謝料を受け取ってしまえば、罪が軽くなってしまうかもしれない、罪を許したことになってしまうかもしれない、娘が受け取ってしまえばまた大金が欲しくてやってしまうかもしれないなど、色々な苦悩も被害者家族の方にはあったのかもしれません。
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私の家族が犯してしまった事件は、被害者と被害者家族の心や身体をたくさん傷つけてしまいました。
許されることではないですが、これからの人生は、犯してしまった犯罪と向き合っていきながら普通の人生へ更生していきたいと思います。
もちろん、私自身も変わっていきたいと思います。
過去は変えられませんが、自分と未来は変えられると信じています。